新しい年を迎えて、皆様に謹んで年始のご挨拶を申し上げます。
昨年は3・11に千年に一度と云われる東日本大震災が発生し、日本中が大パニックに陥りました。亡くなった方は16,000人にも及び、まだ行方不明のままとなっておられる方も3,000人以上と聞きます。こうした方々のご冥福と早期発見を祈りながらも、新しい年を迎えてひとつの区切りとし、力強く前進しなければならないと思います。
また、大震災の際に絶対に起きてはならない原発事故が発生し、日本のみならず世界中の電力事情を一変させました。とりわけ、日本人にとっては何不自由なく湯水の如く使っていた電気が供給不足に陥り、経済活動や日常生活に大きな不自由、負担を強いる事態が生じたことでエネルギー問題を深く、真剣に考える環境を加速しました。
世界に目を移せば、欧州危機や中東アラブ地域の独裁政権の終焉、そして年末に飛び込んで来た北朝鮮の金正日総書記の死亡などなど政治経済面での不安定な出来事ばかりが次々と発生した一年でした。
そんな激動する一年を通して活躍したのがSNS(ソーシャルネットワーキングシステム)ではないでしょうか?個別のメール通信をやっと手に入れた私たち高齢世代にとってはついて行けないスピードで、ブログやツイッターと云う言葉にやっと耳慣れたと思ったら今度はFacebookといった変幻自在の双方向通信手段がすさまじい勢いで普及し、正しく且つ有効に使用すれば、会社とお客様の距離を縮める武器になることも認知され始めました。
前置きが長くなりましたが、私たち住宅業界にとって今年は日本のエネルギー問題解決に対して積極的に貢献する年になりそうです。また、しなければならないと思っています。大震災発生以前から住宅ゼロエミ化に向けたロードマップも示されており、2020年には新築分野で、2050年には既存住宅すべてにおいてゼロエミッション化を達成するとの道程が国から示されていましたが、未曾有の大震災と原発事故によってその目標期限は短縮を余儀なくされるはずです。
私どもが26年に亘って、約45,000組のお客様にお届けして来た「FPの家」は既にゼロエミ化を成し遂げているお宅もあれば、ゼロエミッションにかなり近いレベルにあるお宅が殆どです。妥協することなく、偏にお客様の幸せの為に一意専心の家づくりを続けて来たFPグループのFP会員工務店の皆様の弛まない取組み姿勢の賜物だと思っています。
今年はその「FPの家」の持っている潜在的な能力を、例えば、家の燃費表示や健康指数表示、あるいは経年劣化(メンテ費用)の少なさ、ひいては将来の資産価値の高さなどを見える化して、生涯住宅費用で考えた時に「FPの家」が如何に優れているかを表して行きたいと思っています。これらは既に実績として多くの「FPの家」ユーザーの方々が体験されていることでもあり、実績として胸を張って公開できる点ではFPグループは最先端にいます。
また、省エネ住宅の義務化を国が決定・実施する前に、任意団体ではありますが日本エネルギーパス協会などが家の燃費表示(エネルギーパス)を開始することになっており、日本の高性能住宅の本質的実現に向けての様々な取り組みがなされる年になるとの予感がします。一方で、HEMS導入によって住宅で消費される電気量が部位毎に掌握できるようになると、その住宅の燃費やQ値の実力が検証されるようになります。そうなると額面通りの実力を発揮する「FPの家」の評価がいよいよ一般ユーザーの方々にも明確に伝わるようになると期待しています。
辰年と云うのは新しい物事が芽吹き、成長や発展が始まる年だと言われています。
正に、日本の住宅業界にとっては本物の高性能住宅普及に向けての“昇竜の一年”になることを願って止まないものです。