2012年2月アーカイブ

昨日、札幌本社へ出張中に朗報が届きました。

 

昨年の1130日に公募があり、本年119日に「FPグループ被災地復興工務店の会」として前田国交大臣宛に提案申請書を提出しました。

 

これに対して1月末に多くの質問状が届き、これまでのFPグループでの実績を元に2月初旬には丁寧に回答をさせて頂きました。その結果が今回、採択となった次第で心より喜んでおります。

 

これはFPグループの皆さんと長年に亘って誠心誠意、高性能な家づくりに取組んで来た

結果と受け止めています。

 

これからFPグループの会員工務店の皆様と一体となって、今回採択となったプロジェクトをシッカリと遣り遂げて被災地の皆様の為に高性能な住宅の提供に励んで行きたいと思います。

 

今回採択となった先導事業の詳細は

http://www.kenken.go.jp/shouco2/index.html でご確認下さい。

21日~22日にかけて九州地区のFPグループ会員の皆さんを訪問させて頂きました。 

 

 

<第一訪問先>

 

前屋敷さんご夫妻と.jpg

 

鹿児島で平成710月から「FPの家」の拡販にご尽力頂いている『住まいの前屋敷』さんは前屋敷社長ご夫妻が中心となって良い家づくりを手掛けておられています。中心地に町家風のモデルハウスを持っておられ道行く人々が思わず覗き込みたくなるほど風情のある建物です。多くの「FPの家」ユーザーの方々からの喜びの声を励みに情熱を持って地元のお客様方に訴えかけて頂いています。前屋敷社長、奥様、またご長男の宏一さん、有難うございました。これからもよろしくお願いいたします。 

 

<第二訪問先> 

 

堀田さんと.jpg

 

 佐賀県基山市で九州では一番古い平成26月から「FPの家」に取組んでおられる『堀田工務店』さんの堀田社長と販売や技術に関する意見交換をさせて頂きました。基山市周辺市街地図を事務所入口に大きく掲げ、そこには「FPの家」のお宅がたくさんプロットされていました。全て太陽光発電を載せた「FPの家」分譲地も視察させて頂きましたが、お客様の為に本当に良い家づくりを徹底して貫かれる姿勢には心より魅かれるものがありました。今はお寺の庫裏を「FPの家」で手掛けたいとのこと。きっと多くの檀家の方々がその快適性に驚かれることでしょう。堀田社長、有難うございました。これからもよろしくお願いいたします。

 

<第三訪問先> 

 

 田村さんと.jpg

 

熊本で平成86月から「FPの家」に取組んで頂いている『エコハウジング』さんの田村社長と熊本地区の状況やお客様や社員の方々の「FPの家」に対する評価・コメントを中心に意見交換をさせて頂きました。来月には熊本地区最大のショッピングモール&アミューズメントセンターである「イオンモール熊本」の隣接地に体感型の「FPの家」モデルハウスをオープンすることになっており、多くのお客様にその住み心地を肌で感じ取って貰えることができ、今後の受注促進に大きな期待が持てると話して頂きました。田村社長、有難うございました。これからもよろしくお願いいたします。

 21516日の2日間、FPグループの全国役員会が開催されました。全国10地区の会長、副会長を務めて頂いている3名、計30名の代表の方々が集まり今年度の活動状況や市場動向等の報告がなされ、次年度の活動計画()づくりの活発な意見交換が行なわれました。 

 

全国役員会.jpg

 

一日目の後半には『これからの省エネ住宅に向かうために~パッシブデザインとエネルギーの基礎知識~』と題して、「住まいと環境社」代表の野池政宏氏にご講演頂きました。住宅で使用される一次エネルギー量のシミュレーションの仕方や自然エネルギーの利用や調整によるパッシブ設計の有効性の基礎を学ぶことができましたが、今後は更に突っ込んだパッシブ設計技術やシミュレーション手法を学んで行きたいと考えております。

 

二日目には次年度の活動に関して意見交換が行なわれましたが、とても短時間で纏められるものではなく、前年のレビューをしつつ新しい活動方針の大筋を皆様と話し合い、詳細については改めてメールなどで意見を頂きながら調整して纏めることとなりました。

 

私としてはFPグループの財産である26年以上に及ぶ高性能住宅「FPの家」の実績とそこにお住まいの約45,000組のお客様方のご評価と真摯な声を大切に、“ご家族の健康と幸せの為の家づくり”という原点を見失わないような活発な営業を展開して行きたいと思っています。

 

FPグループ全国役員の皆様、2日間に亘り、お疲れ様でした。そして有難うございました。

210日午後よりFPグループ関西地区主催の「パッシブハウス勉強会」が開催されました。

 

森さんセミナー.jpg

 

まずはゼロエネルギーを実現し、昨年7月から既にエネルギー自立循環型の生活を実践されている「堺パッシブハウス」を視察。熱損失係数(Q値)が0.65と次世代省エネ基準を遥かに凌駕したつくりで、断熱材の厚みは外壁で計315mm、屋根面で計300mmそして天井面でも360mmと驚くような量の断熱材が施されていました。その為、壁の懐を利用してサッシは内側に木製トリプルガラス、外側に樹脂製ペアガラスの二重構造となっており、更にはサッシ間にボード状の断熱材が置かれている部分も。そして換気方式は極めて高性能な熱交換型が採用されていました。

 

夏は太陽光の遮断と卓越風の取入れを考えた開口部分の配置が、冬は太陽熱を出来るだけ取り込めるような設計がなされ、太陽光発電は約9KWを搭載。太陽熱給湯や雨水利用タンクも装備されており、正にエネルギーサバイバル住宅の様相を呈していました。

 

素晴らしい住宅で、玄関を一歩入った時の空気質が正に高性能住宅のもので、暖かな空間にスッポリと包み込まれた感じは「FPの家」と同質のもので、「FPの家」でも少しのパッシブデザインを取り入れることで、充分にゼロエネルギー化が可能である手応えも感じ取ることができました。こうした住宅が日本中に拡まれば現在のエネルギー問題は一気に解決することは間違いなく、改めて私たちに課せられた使命を感じるものでした。

 

実際のパッシブハウス視察の後に、パッシブハウスジャパンの代表理事である森みわさんのセミナーを受講し、目の当たりにしたゼロエネルギーハウスを思い浮かべながら、理路整然と解り易くパッシブハウスデザインの有効性を確認することができました。森さんは先進国のドイツを中心に欧州で活躍、経験された知識を日本流に活かし躯体性能の重要性と併せて自然環境と仲良く暮らす日本流の「校倉造り」の考え方も取り込んで行くべきと話されました。私は吉田兼好の亡霊などと否定的な考えを持っていましたが、パッシブデザインを考える時、森さんの説く「校倉造り」の思想は大いに活かすべきと改めました。

 

また、エネルギー問題の話に終始するのではなく、やはり住む人の健康や快適生活を第一に考えるべきとの森さんの姿勢も随所に見られ、改めて「家づくりの原点は家族の健康と幸せのため!」ということを思い知らされ、最後に聴講された皆様に私の方からご挨拶させて頂き終了となりました。

 

 

 先日、岐阜工場で岐阜県下のFP会員さんの代表と愛知県から全国活動のグリーンプロジェクトリーダーを務める脇義建設の脇田社長にご参加頂き、ニチハの工法技術開発関係者及び弊社生産本部の技術開発要員との間で活発な意見交換をさせて頂きました。

 

意見交換会.jpg

  

工場や研究室の中だけで商品開発や改良を行なうのではなく、現場で常に実践されている

FP会員の皆様の意見を伺いながら、真に現場に役立つ商材開発を進めることが目的で昨年末から各地区のFP会員の皆様と意見交換会を開催しています。九州地区を皮切りに、東北から今回の岐阜と3回目ですが、今後も各地区での開催を計画しています。

 

私は全ての会議に出席している訳ではなく今回初めての参加でしたが、自由闊達に本音で参加者が意見を交換し合う風景を頼もしく思いました。既存のFPパネルの改良は大変大きなテーマで難しいことですが、こうした意見交換の積み重ねで必ず画期的なアイデア商品が生まれると信じています。リフォーム市場に向けた商品開発も喫緊の課題として急ぎ取組まなければなりませんが、これこそ実際の現場での経験、知識を反映させなければ絵に描いた餅に終わってしまいますので正に三位一体の商品開発をさせて頂きたいと願っています。

 

ところで、今回の会議に参加させて頂き、嬉しいお話をいくつか頂きましたが、とりわけ私がよく使う「額面通りの性能」に対するご意見をお聞きしたのには勇気付けられました。「最近ではFP工法の高性能も他工法に追随されてその優位性は薄れて来たとの話を聞くが、仕様上の性能と現場の実際の性能にギャップがある工法が多く、更に言えば経年劣化による性能低下も考えるとFP工法のように額面通りの性能を発揮し続けるものは他にない」とのお話を聞くことが出来ました。やはり、FP会員の皆様は本物の高性能住宅づくりに拘りと自負を持って取組んでいることを確認でき、心より嬉しく思いました。

 

と同時に、こうした現場での事実をユーザーの皆様にシッカリとご理解頂けるような解り易いツールの開発や広報活動の重要性を改めて確認しました。

「住宅に出力1KWの燃料電池を置けば電力不足を補えるだけでなく、運転時に湯も供給できる。1,000万戸に設置すれば1,000KWの発電所があるのと同じ。湯も使え、エネルギー効率が高い。」・・・これは先日、日本経済新聞の『人こと』というコラムに記載さえた三菱総研の小宮山理事長のコメントですが、その通りだと思います。

 

日本の住宅では現在は太陽光発電システムを屋根に搭載する例が圧倒的に多いですが、風力発電やバイオ発電、地熱発電、水力発電など立地によって色んな再生エネルギーの利用の可能性も期待されています。加えて、燃料電池や蓄電池など、創った電力を蓄える設備への期待も高まっています。

 

それはあたかも小さな発電所が日本全国に分布することに等しく、送電網を整備してスマートグリッドなどを活用すれば普遍的にエネルギー確保することも可能になって来ます。

日本の科学技術力をフルに発揮してこうした技術の普及を急いで欲しいと願って止みません。一方で発電所に対して“節電所”(これは日本エネルギーパス協会理事の今泉さんの作った造語です)の発想も忘れて欲しくありません。いや、むしろこちらの方が効果絶大ではないかと思っています。

 

乱暴なシミュレーションかもしれませんが、一般的な日本の住宅と「FPの家」で、標準的な大きさの家で冷暖房費の差額、即ち節電量を試算してみたところ、平成233月までに建てられた「FPの家」は約44,600棟ありますが、その節電量は概算で年間約3KWと算出されました。因みにその試算前提となる冷暖房設定温度は夏季27℃、冬季18℃というのが一般的らしいですが、実際のところ一般的な日本の家では冬季18℃設定での暖房運転では寒くて仕方ないと思っているので本来はもっと大きな節電量になっているはずです。

しかも、こちらの節電というのは夏冬のピーク電力が必要となる時期に貢献できているので、大変効果的な対策であると考えます。

 

仮に冒頭の燃料電池のケースで挙げた1,000万戸に「FPの家」を引き伸ばして試算すると約670KWの節電量となり、これは2009年度の原発発電量のおおよそ25%に相当します。

但し、年間平均しての試算ですので、先述したように夏冬のピーク時に貢献すると考えれば、もしかして原発は要らなかった?・・・などといった結果が導かれるかもしれません。

 

ちょっと飛躍し過ぎた見解だったでしょうか?

早いもので今年も一ヶ月が過ぎてしまいました。大震災の影響で電力供給が頼りなくなっている中、近年になく寒い日々が続いています。これも神様の与える試練かと思いたくなるほどに日本全国が冷え込み、1月の平均気温は平年比で0.5度~1.2度低いという記録的な寒さとなりました。東京都心でも平均気温が4.8度と5度を下回ったのは11年ぶりとのことです。この寒さは今しばらく続きそうですが、皆様には暮々も風邪など引かぬようご自愛下さい。

 

そんな厳しい寒さの中で「FPの家」にお住まいの方々は少ないエネルギー消費量で伸び伸びと快適で健康な暮らしを楽しんでおられることと思います。以前にもお客様から届いた声の一部をご紹介しましたが、「FPの家」に暮らす方々からは病状が回復したなどの大きな喜びの他にも、たくさんの小さな喜びをご報告頂いております。

 

最近の厳しい寒さで一般のお宅では水道管が凍結したり、ひどい場合には破裂したりというお話がある中で、北国で最近「FPの家」に引っ越したお客様から「お陰で水道管凍結の心配が要らなくなって助かった。」と感謝の言葉も頂きました。これも普段では気がつかない小さな幸せではないでしょうか?「気がついたら、蚊に刺されることがなくなった」、「ホコリが少なくなって掃除が楽になった」、「そういえば結露を見なくなった」、「騒音が気にならなくなって熟睡できる」などなど、小さな幸せは実際に「FPの家」に住み暮らしてみないと気づかないことです。これらは言葉や文章では中々伝わらないことですので、実際に「FPの家」にお住まいの方々のご意見を大切にしたいと思います。

 

水害に遭った地方からも「壁の汚れをサッと水洗いして乾かすだけで簡単に復旧できて助かった」などという声は非日常の小さな幸せかと思いますが、このようなことは大きく取上げてPRするものでもありません。然しながら、確かに住んでから解る、住んでみないと分らない「暮らしの中で気づく小さな幸せ」はあります。それこそが、私たちが建てる「FPの家」の財産ではないかと思うようになりました。私自身が13年近く「FPの家」に暮らしているからこそ言える実感かもしれません。

代表取締役 光村惠範

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