熱伝導率0.019W/(m・K)、全ウレタン断熱製品をHFO化

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全製品HFO化

FPコーポレーションの
ウレタン断熱製品は
すべて熱伝導率0.019W/(m・K)
ノンフロンウレタン

2050年にカーボンニュトラルを目指すという国の指針に沿い、
2022年10月から断熱等級に6・7が新設されました。
住宅の高断熱化がますます進むことを背景に、ウレタンの性能を上げる必要があると考え、
この度、弊社の全ウレタン断熱製品をHFO化いたします。

HFO発泡剤により世界最高レベルの熱伝導率「0.019W/(m・K)」の断熱性能に加え、
より経年劣化が抑えられます。
FPコーポレーションは、今後も時代のニーズに対応した断熱製品を提供し続けます。

HFO化によるメリット1

熱伝導率 0.019W/(m・K)
一歩先へ進む高断熱材へ

断熱性能
大幅UP

熱伝導率0.019W/(m・K)により、
厚みを考慮し比較した場合に最高レベルの断熱性能を
実現しています。

- 新基準の断熱等級を
満たすための断熱材へ -

ZEHへの対応(断熱等級5)

経産省のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に必要とされる断熱性能です。2025年には省エネ基準適合が新築義務化の対象となります。

断熱等級6・7への対応

2022年10月1日に新設された等級6・7では、充填断熱だけでは基準を満たすことができない数値となり、付加断熱が必須となります。

高断熱を実現する仕組み

01

ウレタンフォーム内の気泡が
小さく、熱移動しにくい

硬質ウレタンフォームの構造は水や空気をほとんど通さない独立気泡である上に、工場で高圧発泡しているので気泡が細かく均一で密度が高くなります。これは従来のCO2を使用した製品から変わらず、HFOを含むウレタンフォームも同様の構造です。
熱移動が起こりやすく 熱が伝わりやすい
気泡が大きく断熱性の低いガス
対流と輻射による
熱移動が起こりやすい
高断熱
熱移動が起こりにくく 熱が伝わりにくい
気泡が小さく断熱性の高いガス
対流が起きにくく、
輻射による熱移動も少ない
02

新素材は熱伝導率が低く、さらに性能アップ

熱伝導率はウレタンフォーム内に含まれるガスにより大きく変わります。新素材のHFOは従来製品に使用していたCO2より3割程度熱伝導率が低く製品性能は良くなります。HFOを含むウレタンフォームはその作用により、断熱性能が良くなります。
03

経年劣化をおさえ長期断熱性能を維持

ウレタンフォーム内のガスは、気泡の膜を通して時間とともに空気(窒素)に置換されます。ガス気体の大きさ(分子量)によりその速度が変わります。新素材のHFOは従来のCO2より分子量が大きく、気泡の膜を通り抜け難いため、HFO発泡ウレタンフォームはCO2発泡ウレタンフォームより熱伝導率の変化が小さくなり、断熱材としての性能を維持しやすい製品となります。
HFO化によるメリット2

ノンフロンのその先、
環境にも優しい次世代品質へ

もっと
環境にやさしく

HFOは、これまで使用してきたCO2と同等の環境負荷を実現します。オゾン層破壊係数はゼロ、地球温暖化係数も限りなくゼロに近い環境配慮型のノンフロン発泡剤です。

- 新発泡剤HFOとは? -

環境にやさしい + 非毒性 不燃性
HFOとはハイドロフルオロオレフィン( Hydro FluoroOlefin )という総称で、低沸点の液体です。化学的に安定で不活性、非毒性、不燃性または軽度の可燃性であり、地球温暖化係数(GWP)が高いHFC245fa(代替フロン)などの排出規制のため、代替フロンからの代替品として開発されました。用途はエアコンの冷媒が主であり、HFCと同様に断熱材料としても利用されています。
取り組みの背景

私たちは、
先駆けて環境問題に
取り組んできました

2000年4月
発泡剤を水発泡(CO2)にすることで、全製品のノンフロン化を実現。
2015年3月
初のHFO使用製品「プラチナFPパネル」を開発。
2023年4月
全製品をHFO化。水発泡と同程度の環境負荷で断熱性能を向上させ、建築物の省エネ化に寄与。 

対象製品のご紹介