Feature 01
ヘビーウォールは、告示に定められた壁倍率(4.0倍・2.5倍)に対応するパネル留め付け仕様で、最大断熱厚さ75mm(熱抵抗値3.9m²・K/W)をラインナップ。さらに、付加断熱用のASQボードと組み合わせることで、建物の仕様に応じた断熱等級のグレードアップが可能です。
硬質ウレタンフォームの構造は水や空気を通さない独立気泡である上に、工場で高圧発泡しているので気泡が細かく均一で密度が高くなります。HFO発泡剤は、独立気泡のセルからの透過性が非常に小さく、熱伝導率の経年変化も小さくなります。また、透湿比抵抗の大きい硬質ウレタンフォームは、繊維系断熱材や吹付け硬質ウレタンフォームA種3とは異なり室内側の防湿層の設置を省略することが出来ます。
ウレタンの100倍発泡を温度管理されたプレス機にて膨らみ圧を抑えて断熱材を生産。現場施工とは異なり、製品仕様に応じた断熱厚さを一年中安定した均一な工場品質で実現します。
全国に4つの自社工場を展開。北海道・石狩工場、岩手県・東北工場、岐阜工場、佐賀県・九州工場の4拠点から、全国へ安定した品質の断熱材をお届けしています。
北海道石狩工場
東北工場(岩手県)
岐阜工場
九州工場(佐賀県)
Feature 02
ヘビーウォールは高い壁倍率を有するために内部の耐力壁を減らし、外周部に大きな開口部や間取り提案の自由度が上がります。構造用合板の約1.5倍の強度を有していますが、各部位だけでなく住宅全体で耐震レベルをアップさせ耐震等級2、3の取得を可能とします。
本比較実験は、異なる壁構造(ヘビーウォール・大壁構造・一般的な筋かい)の耐震性能を確認するために実施されました。各工法を実際にせん断試験にかけ、壁倍率および破壊の様子を比較した結果、ヘビーウォールは壁倍率4.0と最も高く、損傷も少ないことが確認されました。これにより、他工法に比べて高い耐震性と信頼性を有することが実証されました。
筋かいの割れや金物のビス抜けにより実験中止
合板のパンチアウトにより実験中止
* 自社試験結果
Feature 03
ヘビーウォールは断熱材・耐力面材・間柱が一体のパネルのため、現場での施工者の技能差を解消し、さらに多様なパネルラインナップにより工期を短縮することが可能です。間取りや施工内容に応じて、開口位置や寸法の調整が可能です。設計の自由度を確保しながら、施工現場での手間を減らすパネル設計です。ホールダウン金物の取り付け部は、枠が切り欠き加工されたパネルで、金物取付後に断熱ボードを取り付けるように設計されています。
規格サイズパネル | 開口上下パネル | 和室真壁パネル (パネル厚75mm) |
間柱45mmパネル | 防腐防蟻処理パネル | 面材付き断熱材なし パネル |
①:床合板施工
②:1階柱施工
③:2階床合板施工前に
1階パネル搬入
④:2階柱施工
⑤:2階パネル搬入
⑥:パネル施工
*現場の状況に合わせて、②柱→パネル→柱→桁の順に進める方法や④2階柱施工と1階壁パネル施工を同時に行う方法もあります。
*屋根パネルHPIルーフや屋根用遮熱断熱ボードのラクティーシルバー、桁上断熱ボードのラクティーGpをご使用いただくと建込時に断熱工事を終えることが出来ます。
CASE
パネル施工後の工程が組みやすくなり、工期も早くなるので次の現場の段取りが早く出せ、現場監督や協力業者からも評判が良い。
2棟目からは、親方も段取りが掴めて上棟日に応援大工が手を余すこともなく、パネル施工と野地板張りまでの作業が1日で終わらせることが出来た。桁上断熱を採用した現場では、壁パネルを仮止めにして、断熱工事全てを1日で終わらすことが出来た。
間取りに合わせて、工場でパネル化されているので、現場を見に来られたお客様からも断熱・耐震に対して安心感と高評価を得られるので、デザイン・住設の打合せに十分な時間が取れ対応出来ている。
オープン日が決まっている病院・薬局、飲食店などで上棟時に外回りの耐震面材・断熱が一度に出来る施工性により、工期短縮・工程管理が容易になり、各地でご採用をいただいています。
屋根パネルのHIPルーフとの組み合わせや住宅より階高が高い場合には、特注高さで対応した事例もあります。
事例01
ご採用建物 住居併用病院(80坪)
ご採用パネル仕様 ヘビーウォール パネル厚120mm 断熱60mm 最大パネル高さ3,030mm
事例02
ご採用建物 回転寿司店(72坪)
ご採用パネル仕様
ヘビーウォール パネル厚120mm 断熱60mm 最大パネル高さ2,988mm、
HIPルーフ
事例03
ご採用建物 アパート(12戸200坪)
ご採用パネル仕様 ヘビーウォール パネル厚105mm 断熱60mm 規格高さ
項目 | 物性値 | 根拠など |
---|---|---|
熱伝導率 | 0.019W/(m・K) | 試験方法はJIS A9521:2022に準拠します。 |
透湿係数 | 185以下ng/(m2・s・Pa) | 厚さ25mmの場合 |
密度 | 36kg/m3以下 | |
ホルムアルデヒド 放散による区分 |
F☆☆☆☆等級 | JIS A9521:2022に記載のあるホルムアルデヒドを放散する材料を使用していません。 |
断熱材 | JIS A9521:2022 硬質ウレタンフォーム断熱材 3種2号EⅡ相当品 熱伝導率 0.019W/(m・K) |
---|---|
断熱材厚さ | 60mm 熱抵抗値3.1m2・K/W、75mm 熱抵抗値3.9m2・K/W |
面材 | 構造用MDF JISA5905 9mm |
壁倍率 | 4.0、2.5(建設省告示第1100号) |
枠材 | 木材 |
表面仕上げ | 断熱材表面 クラフト紙 |
*硬質ウレタンフォームの熱抵抗値は上記JISに準じ、厚さから公差分1mmを引いて算出
幅・高さで範囲が決められています。
詳しくは、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
住宅の大きさにもよりますが、シミュレーションによると在来軸組工法と比較して4日短縮することができます。
製品によっては可能です。また、オリジナル製品としての対応も可能です。
詳しくは、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
※リプラスボードでは対応していませんが、オリジナル製品としての対応は可能です。
サイズにより重量が異なりますが、803×2840(面材付)で約35kgです。
邸別配送や一括倉庫納入のほか時間指定など、ご要望に合わせて対応いたします。
お問い合わせフォームよりお気軽にご相談下さい。
営業担当より商品説明及び商流の調整をさせていただきます。
詳しくはお問い合わせフォームよりお問い合わせください。
承っております(有償)。また、一次エネルギー計算も承っております。
ご用意いただく書類など、詳しくはお問い合わせください。
FPパネルの販売を通して培ってきた高気密・高断熱施工のノウハウを生かした製品提案や施工アドバイスを行なっております。
現場の省施工に配慮した断熱パネルや遮熱材と組み合わせた断熱ボードなど様々な製品を取り揃えておりますが、地域の特性に合わせたオリジナル製品やOEM製品の開発も承っております。
オゾン層破壊対策として2003年末で生産・輸入が全廃されたHCFC-141b(特定フロン)に代わる発泡剤として、一般的には代替フロン(HFC)やノンフロン発泡剤(CO2、HC、HFO)が使用されています。
HFCではオゾン層破壊の問題はありませんが、温室効果ガスに分類されています。当社のウレタンは、ノンフロン発泡剤(HFO)を使用しており、環境にやさしい製品です。